2010年1月14日、中国在住英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏による「Hurun Report（胡潤百富）」によると、09年、中国の富豪らの平均年間消費額が170万元（約2270万円）にのぼることがわかった。15日付で重慶晩報が伝えた。

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同記事によると、09年の平均消費額170万元は08年と比べると30万元低い。消費の内訳は主に旅行、ぜいたく品などで、富豪の平均年齢は41歳、男性が7割を占めることがわかった。富豪らは自動車を平均3台所有し、平均4．4個の腕時計をもっているという。収入源をみると、大都市では給与収入や投資による収入の比率が高いのに対し、中小都市では不動産経営による収入が多くなっている。

消費額をみると、45％は100万元以下、39％が100〜300万元、16％が300万元以上で、男性の平均消費額が女性よりも高いことがわかった。地域別では、北京市が最高で、220万元（約2940万円）にのぼり、高額所得者の沿海地域への集中が鮮明となっている。億万長者の6人に1人は自家用ジェットの購入予定があるとしており、約半数はクルーザーを購入予定だと答えた。

調査によると、旅行に対する消費が最も多く、ぜいたく品、教育、贈り物、コレクション、娯楽と続く。中国の富豪の健康への関心も調査に反映されており、09年には平均16日の休暇をとり、7割が定期健診の習慣をもち、3分の1が禁酒、半数近くが禁煙していると答えた。45歳以上では家庭を非常に重視するという調査結果もでている。（翻訳・編集/津野尾）