Record China 2010年1月14日(木) 12時54分
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2010年1月12日、大公報は記事「中国人学生の忠誠心を勝ち取ったイェール大学、浮ついた中国教育に一撃」を掲載した。イェール大に8億円を寄付したレイ・チャン氏がなぜ中国に寄付しなかったのか、重く受け止めるべきと主張している。写真は米イェール大学。
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2010年1月12日、香港紙・大公報は記事「中国人学生の忠誠心を勝ち取ったイェール大学、浮ついた中国教育に一撃」を掲載した。
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4日、米イェール大学は中国人卒業生のレイ・チャン氏が同大経営学院に888万8888ドル(約8億2200万円)を寄付したことを発表した。同ニュースは中国で注目を集めたが、「なぜ中国に寄付しないのか」「中国の教育のほうがもっと貧しいのに」との批判の声も上がっていた。
大公報は近年、中国の大学に関する負のニュースが数多く流れていると指摘した。現実的な条件を超えた募集人員増加、借入金でのむやみな施設拡張、大学の学長及び共産党書記の汚職、研究者や大学院生の論文盗作、教員による性的関係強要、卒業生の就職率捏造などなど枚挙にいとまがない。
今や中国に博士課程を設置した大学は310校と米国の253校を上回った。しかし教員資源の面では米国に大きく劣っている。米国では十数人の学生に対し6〜7人もの教員が指導しているが、中国の教員は1人で博士課程の学生10人、修士課程数十人を抱えているありさまだ。
中国人民大学を卒業したレイ・チャン氏が中国の大学ではなく、留学先のイェール大学に寄付したことは、浮ついた中国の教育に一撃を食らわせるものになったと大公報は指摘し、中国の教育関係者は重く受け止めるべきだと提言した。(翻訳・編集/KT)
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