2010年1月8日、四川省内江市でオートバイとバスの衝突事故が発生した。負傷した男性が手当てされることなく葬儀場に運び込まれ死亡するというとんでもない事態となった。

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事故の知らせを聞いた親族はすぐに病院に直行したが、張厚明（ジャン・ホウミン）の姿はどこにもなかった。いたのは一緒に乗っていた張さんの息子だけ。医者に行方を聞いても「知らない」という答えしか返ってこない。まさかと思い付近の葬儀場に駆けつけると、ちょうど氷入りの棺に収められた張さんが運び込まれてきた。

棺の中の張さんを見ているうちに親族は、その顔がまだほんのり赤いことに気がついた。試しに脈を測ってみると、まだ心臓が動いている。大慌てで救急車を呼んだが、病院に到着して間もなく死亡した。

遺族は救急隊と病院の明らかなミスだとして追及しているが、病院も市政府も責任を否定している。事故後、悪質な証拠隠しとも見られるような奇妙な事件が相次いでいる。（続）（翻訳・編集/KT）