Record China 2010年1月3日(日) 17時55分
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2日、昨年12月に開通した武漢―広州間を結ぶ高速鉄道「武広高鉄」。その乗車料金は同じ区間を飛ぶ航空運賃よりも高額であるため、早くも「金持ち専用列車」の声が。写真は武広高鉄の車両。
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2010年1月2日、最高時速350kmで世界最速を誇る「武漢―広州高速鉄道(略称;武広高鉄)が昨年12月26日に開通したが、その運賃があまりにも高額なため、実際の移動には空の便を利用した方が安いという逆転現象を起こしている。新華網が伝えた。
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湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ旅客専用の都市間高速鉄道「武広高鉄」の武漢―広州間の最低通常運賃は494元(約6900円)だが、同区間を飛ぶ最低航空運賃は350元(約4900円)。さらに、1月1日の元旦特別料金では武漢発広州行きの最低航空運賃は190元(約2700円)にまで下がり、高速鉄道運賃のわずか3分の1の料金に。その復路となる広州発武漢行きの最低航空運賃は230元(約3200円)で、高速鉄道の半額にも満たないありさま。「武広高鉄」沿線にある湖南省長沙市と広州市を結ぶ空の便も同様、高速鉄道運賃よりも低額になっており、「金持ちは列車、庶民は飛行機」の時代が到来したといえる。
高速鉄道の各駅はいずれも都市郊外に新しく建設されているため、市内からのアクセスは空港行きよりも不便。広州市中心部から白雲空港までは車でわずか30分足らずだが、高速鉄道の始発駅・広州北駅までは40分から1時間近くかかる。駅周辺の開発が進み、駅と市内を結ぶ交通機関が充実すれば、高速鉄道の吸引力はさらにアップするはずだ。(翻訳・編集/本郷)
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