2009年12月30日、中国日報ウェブサイトは韓国メディアの報道を引用し、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）当局が今月、貨幣改革を断行し全国民に100ウォンを新貨幣1ウォンに交換することを命じたが、12月の労働者の賃金は改革前と同額で、貨幣改革が実質100倍の労働者所得増をもたらしていると伝えた。

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同記事によると、対北朝鮮人権団体「良き友人」が対北朝鮮の工場・企業で12月の賃金が支払われ始めたと伝えたが、一般労働者の賃金は1500ウォン、技術労働者の賃金は2000〜2500ウォンで、これは貨幣改革前の賃金と全く同じ数字だという。貨幣改革によって旧貨幣100ウォンに対して新貨幣1ウォンの交換率であることを考えると、賃金が100倍に上昇した計算になる。

ちなみに労働者以外の賃金は、市の党工作員3500〜4000ウォン、警備員3000〜3500ウォン、治安警察5000ウォン、医師3000〜4000ウォン、教師2000〜3000ウォンとなっている。（翻訳・編集/津野尾）