「諜報活動家・川島芳子」の処刑証言など資料保存=身代わり説はデマ―台湾法務部

Record China    2009年12月30日(水) 13時47分

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29日、台湾当局法務部が編纂した台湾刑務所行政100年の資料にも掲載された、川島芳子に関する資料が台湾国史館に保存されることになった。写真は上海市で保存されている旧国民党海軍司令部。

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2009年12月29日、台湾紙・聯合報によると、台湾当局法務部が編纂した台湾刑務所行政100年の資料にも掲載された、当時の中国国民党に対し諜報活動をしたとされる川島芳子に関する資料が、台湾国史館に保存されることになった。中国新聞網が伝えた。

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川島芳子は満州族で、漢名は金璧輝。日本の敗戦後、1948年3月25日漢奸(「国賊」「売国奴」の意)の罪名で処刑された。同記事は、当時の川島芳子処刑をめぐる告発を紹介。告発によると、劉凰玲という名の女性の囚人がいたが、劉凰玲を川島芳子の身代わりに起訴させることにより劉の家族に金の延べ棒10本を与えるとの約束が交わされた。しかし処刑後、劉の遺族は4本しか受け取ることができなかったという。

台湾法務部はこれをデマだとして否定している。死刑執行を担当する係官は、「漢奸金璧輝は国際的にも名の知れたスパイ。警察関係者を含めて彼女を知らない者は誰もいないのに身代わりなど不可能だ。しかも死体は獄外にあり多くの人々がこれを見物し撮影もしていた。本人であることは誰の目にも明らかだった」と語った。(翻訳・編集/津野尾)

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