中国高速鉄道が生んだ「1日生活圏」=巨大な経済効果生み出す―香港紙

Record China    2009年12月19日(土) 0時3分

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16日、香港紙・明報は記事「全国各地で静かに誕生しつつある『1日生活圏』」を掲載した。高速鉄道の整備により日帰り圏内が大きく拡大し、「高速鉄道経済」という新たなトレンドも生みつつあるという。写真は武漢−広州間高速鉄道の試験運転。

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2009年12月16日、香港紙・明報は記事「全国各地で静かに誕生しつつある『1日生活圏』」を掲載した。高速鉄道の整備により日帰り圏内が大きく拡大し、「高速鉄道経済」という新たなトレンドも生みつつあるという。

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「遊びは杭州にあり、服は蘇州にあり、食は広州にあり」とは最高の人生を示す中国のことわざ。高速鉄道が発達した今、1日の間に3都市を回ることも夢ではなくなった。そればかりか、1000kmの距離を3時間で結ぶ武漢−広州間鉄道など、各地で高速鉄道網が整備される中、長江デルタと珠江デルタの1時間生活圏に続き、全国で1日生活圏が誕生しつつある。

高速鉄道の整備は経済にも大きな影響を与え、「高速鉄道経済」という新単語まで登場している。北京−上海間高速鉄道の途中駅はいずれも北京市、上海市との一体化をうたっているほか、同路線の蘇州駅では「乗り換えセンター」を旗印に金融、ビジネス、住宅が一体となった「高速鉄道新都市」の建設が進んでいる。

高速鉄道完成後は上海までわずか20分での移動が可能となり、「上海で働き、蘇州で暮らす」生活が現実のものとなる。上海の高い不動産価格に悩まされているサラリーマンにとって新たな選択肢となり、今年6月以来、高速鉄道新都市の不動産価格は50%以上も上昇した。他の高速鉄道沿線の地方都市も不動産価格が上昇しており、まさに「高速鉄道経済」の恩恵を受けている。(翻訳・編集/KT)

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