Record China 2009年12月11日(金) 12時0分
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8日、NPO法人・日中韓経貿促進協会の専務で在日中国人のチュー・ジュエンさんは、中国のブログサイトに「日本の携帯電話は中国進出には成功しない」とする記事を掲載した。写真は江蘇省南京市の携帯電話販売コーナー。
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2009年12月8日、NPO法人・日中韓経貿促進協会の専務で在日中国人のチュー・ジュエン(チュー=衣へんに「者」、ジュエン=娟)さんは、中国のブログサイトに「日本の携帯電話は中国進出には成功しない」とする記事を掲載した。以下はその内容。
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独自の機能進化を遂げた日本の携帯電話は「ガラパゴス携帯」とも言われる。05年ごろから、東芝、松下電器産業、三菱電機などの日系メーカーは中国の携帯電話市場から相次ぎ撤退に追い込まれた。昨年の日系メーカーのシェアを見ても、合弁のソニー・エリクソンを除き、上位10位以内に1社も入っていない。日系メーカー惨敗の理由は数多くあるが、販売チャネルの弱さも大きなポイントの1つに挙げられる。中国の国産メーカーは省や市ごとに直営の専門店を設けたり、直販も行ったりすることで、流通コストを抑え、地方ごとに異なる市場ニーズに素早く対応している。ノキアやモトローラといった欧米メーカーもこれに従い、独自に販売チャネルの改革を進め、地方の田舎町への進出も果たしている。
だが、三菱や松下などの日系メーカーはいずれも中国の事情を理解せず、本国流の総代理店制度を採用した。他国メーカーが販売チャネルの改革を進める中、あくまでも自己流を貫いたのだ。これが日系メーカー惨敗という結果を引き起こした大きな原因の1つだと考える。(翻訳・編集/NN)
●チュー・ジュエン
日本在住の中国人。NPO法人・日中韓経済貿易促進協会専務。複数の企業で幹部を務める。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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