2009年12月9日、中国新聞社によると、上海市人民政府発展研究センターの周国平（ジョウ・グオピン）副主任は、上海市のGDPは昨年シンガポールを上回り、2010年には経済成長率が9ポイント前後に達し、GDPが香港を上回る可能性があると明かした。

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上海の浦東新区は世界的金融危機と経済モデルの転換という2つの大きな壁により経済成長率が大幅に下降したが、政府の政策などにより、今後の経済成長の見通しは明るいとされ、経済成長率も回復しつつある。2009年の上海経済は第3次産業を中心に中国の平均水準を上回っており、工業生産も10月には12％の伸びとなり初の2ケタ成長となった。外資投資率の高さも経済成長を後押しする原動力になっている。

しかし、産業間や地域間のバランスなど問題は残されている。特に都市部と郊外の成長格差が目立ち、海外市場への依存度が高い製造業は景気後退の影響が大きく、深刻なマイナス成長となっているほか、民間からの固定資産への投資の回復が遅いという。（翻訳・編集/岡田）