2009年12月3日、フォーブス・アジアは、インドネシアの富豪上位40人の資産が倍増し、総額420億ドル（約3兆8000億円）に達したと発表した。4日付でシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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調査対象のアジア・太平洋地域の主要12か国中、中国の富豪はインドネシアの富豪よりも上位にランキングされ、資産総額が520億ドル（約4兆7000億円）から1060億ドル（約9兆5900億円）へと大幅に増加した。インドの富豪はインドネシアの次にランキングされ、総資産額は65％増加した。

同誌はインドネシアの富豪の資産が増加した原因について、「インドネシアの自然資源に対する世界の需要が資産レベルを上げている」「富豪40人のうち、3分の1以上は石炭やパーム油、石油、天然ガス分野である」と分析している。

インドネシアで1位になったブディ・ハルトノ兄弟はたばこ、銀行業、ショッピングセンターなどを経営、資産総額は70億ドル（約6300億円）。2位のパーム油製造業マルチュア・シトラス氏は30億ドル（約2700億円）、3位はたばこ業を営むSusilo Wonowidjojo氏で26億ドル（約2300億円）となっている。（翻訳・編集/中原）