<調査>2010年大卒予定者の平均初任給、4.2万円で上海がトップ―中国

Record China    2009年12月3日(木) 14時29分

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2日、「2010年大学卒業生の動向月度追跡調査」によると、大学卒業予定者の平均初任給は上海が3283元(約4万2000円)で最も高いことが分かった。写真は南京市で行われた就職フェア。

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2009年12月2日、中国の教育データ調査会社・麦可思(MyCOS)がこのほど発表した「2010年大学卒業生の動向月度追跡調査」によると、大学卒業予定者の平均初任給は上海が3283元(約4万2000円)で最も高く、全国平均と1010元(約1万2900円)もの差があることが分かった。東方網が伝えた。

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調査は、同社が2010年7月卒業予定の大学生・専門学校生など1万7611人を対象に、インターネット上で行った。それによると、11月25日現在で、大学卒業予定者の内定率は全国平均で22%だった。地区別に見ると、上海20%、北京18%、広東省16%と主要地区が軒並み全国平均より低かった一方で、湖北省、湖南省、四川省、陝西省など中西部ではいずれも内定率が25%を超えた。また、職業・専門学校卒業予定者の内定率は全国平均が23%、最高は湖北省の30%だった。上海は19%でこちらでも全国平均を下回った。

この結果について、同社のアナリストは「広東省など沿海部は金融危機からの回復が遅れており、企業の雇用計画に大きな影響を与えている。また、これらの地区ではまだ様子見状態の学生が多いため」と分析している。男女別では、男子大学生の全国平均内定率は24%、女子大学生は同13%、男子専門学校生は同25%、女子専門学校生は同16%となっており、男女間で大きな差がついている。

一方、初任給の額を見ると、上海が突出している。上海の大学卒業予定者の平均初任給は3283元で全国で最も高く、2位の北京(2828元=約3万6200円)との差が455元(約5800円)、全国平均(2273元=約2万9100円)との差は1010元もあることが分かった。男女別初任給では、大学生で541元(約6900円)、専門学校生で295元(約3800円)、それぞれ男子が女子よりも高くなっている。また、昨年の全国平均の2141元(約2万7400円)に比べ、今年は大学卒業予定者の初任給は100元(約1280円)以上上昇。職業・専門学校卒業予定者は前年比23.5%増の2130元(約2万7300円)となった。(翻訳・編集/HA)

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