2009年12月1日、先月に訪中したオバマ米大統領が上海で講演を行った際、その背後に座っていた美女が注目され、国内のネット界のみならず、海外メディアまでがそれを報道している騒ぎについて、渦中の本人がメディアの取材に応えた。中国新聞社の報道。

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先月16日、中国訪問中のオバマ米大統領が上海市科学技術館で講演を行った際、後ろに座っていた女性の突出した美貌がカメラマンの目にとまり、彼女が真っ赤なコートを脱いで席に着くシーンが撮影された。この動画がインターネット上で広まると、女性の個人情報があっという間に判明し、一躍、時の人となった。

話題の女性は王紫菲（ワン・ズーフェイ）さん。江蘇省南京市出身で、今年、南京農業大学から上海交通大学に転入した才女である。美貌、知性だけではなく音楽の才能に秀で、バイオリンが得意、映画やテレビにも出演したことがあり、「キャンパスの花」として校内では有名な存在だった。

あまりに騒動が大きくなったため、王さんは先月24日にネット上で声明を発表。個人情報が暴かれるネット社会の現状に驚きを示すとともに、ネット上で流布していた通り、自身が上海交通大学の在学生であることを認めた。また、「ただシンプルに道を歩み、充実した日々を暮らす。シンプルで充実しているからこそ、わたしは輝いている。シンプルで充実しているからこそ、わたしは優れている」とのコメントを記し、注目を浴びる自分への自信を見せた。

しかし、彼女の完璧すぎる立ち居振る舞いから「学生らしくない」との声が上がったり、「オバマ大統領演説というシーンで、何故彼女だけを被写体にした写真が存在するのか？」との疑問が湧いたりしている。このヤラセ疑惑について、王さんはこのほどメディアの取材を受け、「わたしが講演会の場に在校生代表として選抜されたことも、講演の日に着席した場所も、わたしの意図とは関係ない」とした。ただし、幼少からバイオリン演奏でのステージ経験が豊富で、これまでにモデルや女優・司会者・南京市イメージ大使として活動した経験から、メディア露出に慣れているということも明かした。(翻訳・編集/愛玉)