<ダム>「ポスト三峡」計画が続々、立ち退き対応や環境配慮など―重慶市

Record China    2009年11月24日(火) 8時58分

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20日、17年にわたる三峡ダム建設プロジェクトが最終段階に入っているが、重慶市ではこれに続く「ポスト三峡ダム」プロジェクトが次々に進められている。写真は三峡観光の船頭たち。

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2009年11月20日、中国新聞網によると、17年にわたる三峡ダム建設プロジェクトが最終段階に入っているが、重慶市ではこれに続く「ポスト三峡ダム」プロジェクトが次々に進められている。

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重慶市政府の文天平(ウェン・ティエンピン)報道官は19日、重慶市の三峡ダム建設に続く一連の後発プロジェクトが着実に進められており、先月21日までにその計画骨子がすでにまとめられたことを明かした。世界最大のダムプロジェクトである三峡ダムは、今年中に基本的な建設が完了する予定だが、それに伴って水没する地域住民の立ち退きが行われる計画。ダム完成で水没するのは重慶市と湖北省にまたがる20市・県、立ち退き住民の数は110万人に上ると言われる。

しかし、重慶市移民局のレポートによると、住民の立ち退きには巨額の資金が必要となる。さらに環境・生態系の保護、災害対策、立ち退き地域における産業空洞化対策と公共サービスの充実なども高いハードルとなっており、ポスト三峡プロジェクトは難航が予想されている。譚栖偉(タン・チーウェイ)重慶市副市長によると、これらにはおよそ600億元(約7820億円)の資金を投入する必要があるという。(翻訳・編集/岡田)

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