中国で就職難が深刻化 崩れつつある労働の需要と供給

Record China    2006年11月10日(金) 16時3分

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中国が抱える就職難。労働の需要と供給のバランスが崩れ、深刻な社会問題に発展し、路頭に迷う人々が増えつつある。

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2006年11月8日、中国が発表した「労働と社会保障事業発展計画要綱2006-2010」によると、中国の人口に対し労働者求人指数は圧倒的に少なく、今後5年の間に就職難の傾向がますます進むという。

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2010年には中国の総労働人口は8億3000万人となり、そのうち大学新卒などによる新労働人口の総数は5000万人。しかし求人は4000万人程度と予測されるため、実質1000万人の就職口がないという計算になる。労働の需要と供給のバランスが崩れ、深刻な社会問題へと発展しそうだ。

大学を卒業する生徒の数が年々増えているのに対し、就職口が追いついていかないのが現状で、2005年に87.7%だった就職率が2006年はさらに大幅に落ち込む見通しだという。街中では労働の場を失い路頭に迷う人や、職業安定所で求人の貼り紙を眺める人が多く見られる。

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