「中国の治安対策は間違っている!」=高級官僚、「鎮圧より格差解消を」と涙の訴え―香港紙

Record China    2009年11月17日(火) 5時4分

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2009年11月12日、香港紙・太陽報は記事「中国式危機管理は場当たり的」を掲載した。国務院の任玉嶺参事は暴力で市民の不満を鎮圧することはできないとして、格差解消など場当たり的ではない解決手段をとるよう訴えた。写真は重慶市で実施された暴動鎮圧演習。

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2009年11月12日、香港紙・太陽報が掲載した記事「中国式危機管理は場当たり的」によると、国務院の任玉嶺(レン・ユーリン)参事は暴力で市民の不満を鎮圧することはできないとして、格差解消など場当たり的ではない解決手段をとるよう訴えた。

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10月末、国務院の任参事は中国危機管理ハイレベルフォーラムに出席、中国の治安対策が誤っていると涙ながらに訴え聴衆に強い感銘を与えた。社会の矛盾が激化するなか、暴動の数は急速に増えている。これに対抗するため地方政府は警察予算を増額しているが、そのために農民対策や教育支出が削られさらに市民の不満が高まるという悪循環に、本末転倒の事態に陥っているという。

任参事は強制的な取り締まりはむしろ市民の不満を高めるだけだと批判し、格差の縮小やバランスのとれた発展を通じて、事件を引き起こす原因そのものをなくしていかなければならないと訴えた。(翻訳・編集/KT)

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