200年ぶりに取り戻した大国意識、背後にあるのは「平和への祈り」か―中国

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10月29日、シンガポール紙は「中国台頭の背後にある大国意識」と題した記事で、中国は国力の増大に伴い、国際社会における発言力を強めているが、そこには平和的発展を願う気持ちが込められていると論じた。写真は建国60周年を祝う軍事パレード。

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2009年10月29日、シンガポールの華字紙・聯合早報は「中国台頭の背後にある大国意識」と題した記事を掲載した。以下はその内容。2日付で環球時報が伝えた。

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中国はわずか30年の努力で200年近く失っていた大国の座を取り戻した。近年、北朝鮮の核問題や温室効果ガスの排出、国連平和維持活動など多方面で積極的な役割を果たし、米国に対して世界的な経済危機の責任を追及するなど日増しに発言力を強めている。これらはすべて大国意識が戻って来た証拠だ。

中国の建国60周年を祝う軍事パレードは一部の国々に懸念を与えた。西側諸国は「眠れる獅子の目覚め」は世界に脅威を与えると警戒する。だが、数千年にわたる戦争と平和の繰り返しは中国に「平和の尊さ」を痛感させた。中国はどんなに国力を増大させても決して世界の脅威にはならない。中国が軍事パレードで誇示したのは強大な経済力と政権の信頼性。軍事力の誇示は周辺諸国との摩擦を回避するためのものだ。

中国の台頭を快く思わない一部の国々は中国製品に対する貿易救済措置を発動させるなどして、中国人のナショナリズムに火をつけた。こうした摩擦の根本的な解決方法は、中国の本音と大国意識を理解し、国情に基づいたナショナリズムを読み解くことだ。そうすることで、中国の導火線に火がつくのを避けることができるだろう。(翻訳・編集/NN)



   

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