Record China 2009年10月30日(金) 0時0分
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26日、全国青少年体質健康調査によると、最近20年、青少年の運動能力は低下の一途をたどっている。肥満は5年前と比べ倍増。視力に関しても特に、大学生の83%が近視だ。写真は減量に励む中国の肥満児。
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2009年10月26日、中国で行われた第4回・全国青少年体質健康調査の結果がわかった。過去20年間、中国の青少年は身長・体重・胸囲など身体的発育状況においては成長しているものの、運動能力は低下をたどっている。肺活量や筋力・体力の低下だけではなく、肥満は5年前と比べ倍増。視力に関しても中学生の60%、高校生の76%、大学生の83%が近視という結果になった。信息時報の報道を荊楚都市報が伝えた。
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北京師範大学体育運動学院の毛振明(マオ・ジェンミン)教授は、現在の子供たちの体質は「軟・硬・笨(=不器用)・暈(=バランス感覚がない)」の4つの漢字で表現されると語る。「筋肉は軟化し、関節は硬化。運動をしないために体をうまく使えない。体育の教師が倒立を教えないために三半規管が成長せず、バランス感覚がなく、車や船にも酔いやすい」という。
こうした状況に対し、広東省深セン市公安局の喬海濤(チアオ・ハイタオ)副書記は「学校も家庭も試験の結果ばかりを重視し、成績や進学率ばかりを気にかけるため、学年が上がるにつれ体育の授業が少なくなることが一つの原因。もう一つの原因は、こうしたストレスを解消するため、子供たちは放課後になるとゲームやインターネットに熱中することだ」と語る。
喬副書記は、学校でも健康に関する知識を広く伝えるべきだとし、「1日1時間の運動が一生を健康にする」との考えを浸透させるべきと主張。「休み時間には外で遊ばせつつ、十分な睡眠時間の確保、視力のためには正しい学習姿勢を保つことなどを指導する必要がある」と語る。(翻訳・編集/小坂)
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