2009年10月18日、台湾のTVアワード「第44回金鐘奨」で受賞者リストが事前に流出していたことを、F4のヴィック・チョウ（周渝民）が指摘。裏の黒い動きが大きな話題を集めている。中時電子報が伝えた。

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今月16日夜に行われた「第44回金鐘奨」授賞式では、「最優秀主演男優賞」をマーク・チャオ（趙又廷）が受賞。ドラマ「流星花園〜花より男子〜」で知られるF4のヴィック・チョウは、ドラマ「痞子英雄」でマークとダブル主演をつとめ、受賞確実の前評判が高かったが、結局は賞を逃している。

同日夜、ヴィックは自身のブログで「金鐘奨」の黒幕の存在を指摘。さらに受賞者発表前に、同じ「最優秀主演男優賞」にノミネートされていたショウ・ルオ（羅志祥）から、マークの勝利を聞かされていたという。

ドラマ初出演で大きな賞を射止めたマークは、著名司会者の趙樹海（チャオ・シューハイ）の息子。このためヴィックのファンからは、「人脈の厚い父親が裏で根回しをした」との声もあがっている。

「痞子英雄」プロデューサーの于小恵（ユイ・シャオホイ）氏は、同賞の審査について、ヴィックの最も優れた演技シーンが審査用フィルムに入っていなかったことを指摘。「非常に不公平」とヴィック支持のコメントを発表し、「すでに敗北を知りながら、ノミネート者の席で発表を待っていた彼はとてもつらかったはず」と話している。

なお、ドラマ人気で映画化が決まっている「痞子英雄」だが、ヴィック降板のうわさも聞かれている。これについて于氏は、「彼なしでは「痞子英雄」は作れない。我々は待ち続けるつもり」と話していた。（翻訳・編集/Mathilda）