「火星文」って何?孫がネット文字で書いた日記、読んだ祖母はチンプンカンプン―広東省堪江市

Record China    2009年10月15日(木) 23時52分

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13日、孫の部屋を片付けていた祖母が見つけた日記のようなノート。その中身は見たこともない文字や記号の羅列で、祖母は孫が「精神的におかしくなったのでは?」と心配になったという。写真はネット上で流行している文字。落ち込みや困惑を表現する。

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2009年10月13日、広東省堪江市に住む70代の女性が「孫のことで相談がある」と中国新聞網の記者に連絡してきた。彼女は孫息子が書いた日記らしき文章がどうしても判読できずに悩んでいた。

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彼女の孫は小さい頃から素直で、学校の成績は中の上。多才で活発な男の子だという。2日前に孫の部屋を片付けていたところ、机の上にあった日記らしき小さなノートに気づいた。何気なく中身をパラパラとめくってみて驚いた。そこには見たこともない文字や記号、数字や漢字がデタラメに並んでいて、何の意味なのかさっぱり分からない。祖母は「孫の精神状態に問題があるのでは?」と心配になったというのだ。

彼女から渡されたノートを見た記者は、これが若者の間で流行しているネット文字の「火星文」だと気づいた。90年代生まれ(=中国語で「90後」)の若者が漢字や英語・日本語・数字・記号などを組み合わせて創作したフシギな文字や表記方法だ。これは親や教師たちが見ても読みとれないように工夫したもので、同世代の若者にとって今や必須アイテムになっている(編集部注:日本で言う「ギャル文字」や「アスキーアート」にやや近いと言える)。この説明を受けた祖母は納得したものの、「何で立派な漢字があるのにそれを使わないのか?」と不満気だった。

「『火星文』の普及で子供と親の間に深い溝ができ、青少年の健全な育成に支障が出る」と心配する声もあるが、これとは逆に「自分たちにしか分からない文字を書きたがる子供の気持ちも理解できる」として「親が子供と一緒に火星文を勉強すれば良いのでは?」との意見も多い。(翻訳・編集/本郷)

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