中国市場の購買パワーが韓国経済回復に貢献―中国メディア

Record China    2009年10月11日(日) 14時23分

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9日、昨年の金融危機以来、大きな打撃を受けてきた韓国経済が回復基調にある。その要因として、中国市場の購買パワーが大きく貢献しているという。写真は南京で売られる韓国商品。

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2009年10月9日、昨年の金融危機以来、大きな打撃を受けてきた韓国経済が回復基調にある。その要因として、中国市場の購買パワーが大きく貢献しているという。新民周刊が伝えた。

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昨年9月のリーマン・ブラザーズの破綻以降、韓国経済は株式市場の低迷、通貨ウォンの値下がり、外資系企業の引き揚げ、輸出の不振など惨憺たる状況に陥り、欧米の主要メディアからは「今まさに沈没しかけている韓国は、アジアのアイスランドになるだろう」と評されてきた。

しかし今年に入り様相は一変し、現在は全面的な回復状態にあるという。韓国の経済成長率は昨年同期比では依然としてマイナスではあるものの、今年の第1四半期(1−3月)は昨年第4四半期(10−12月)比0.1%増、第2四半期(4−6月)は第1四半期比2.3%増を記録。韓国経済が大きく依存している輸出についても今年2月以降7か月連続の貿易黒字となり、回復基調がはっきりしてきた。

また、韓国銀行によると、消費者心理指数は今年3月から5か月連続で上昇し、企業景況指数も昨年第4四半期から大幅に改善してきている。

製造業の回復も鮮明さを増している。稼働率は上昇し、7月以降は3交代制を復活させたり、残業の実施や休日返上で生産に取り組む企業も増えた。株式市場にも外資が戻り始め、韓国を代表する株価指数・KOSPIは、昨年末に1000を割っていたものが今年9月末には1700を突破するまでに戻っている。

韓国経済の復活の原因について、記事は「韓国政府のマクロ経済政策」「大企業の財務状態の改善」「大企業製品の世界市場でのシェア増大」など以外に、「中国市場が最大の貢献をしている」と指摘。韓国産業銀行経済研究所の報告を基に、中国経済の成長率が1ポイント上がると韓国から中国への輸出が15.2%増加し、韓国経済の成長率を0.1%押し上げると試算している。(翻訳・編集/HA)

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