<インターネット政治>影響力を意識?幹部60人以上が実名でブログ運営―江西省

Record China    2009年10月9日(金) 5時28分

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6日、江西省の60以上の県・市・区委書記、県・市・区長らが次々に実名でブログを開設、「インターネットによる政治」を重視する数少ない省の1つとなっている。写真は中国のブログサイト。

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2009年10月6日、中国新聞網によると、昨年7月から、江西省の60以上の県・市・区委書記、県・市・区長らが次々と実名でブログを開設、「インターネットによる政治」を重視する数少ない省の1つとなっている。

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同記事によると、サイト「江西省文明網」のブログ画面を開くと、60数名の幹部の顔写真が並ぶ。そして写真をクリックすると、それぞれのブログ記事が出てくる。

南豊県の傳清(フー・チン)委書記は、同省内の幹部で最初にブログに着目した1人だ。傳委書記のブログの訪問者数は、昨年8月の開設以来延べ6万人を超えており、最も人気が高いという。同書記は、ブログを始めたのは、「社会の末端にいる人々の、さらに多くの声を聴くために、ネットユーザー同士が平等に相互交流できるプラットフォームをつくりたかった」からだと話す。

同委書記のブログが最も話題になったのは、昨年10月、南豊県産のオレンジにウジ虫がわいたとのうわさが流れた時だった。当時、同県のオレンジは出荷量・価格ともに急下落、オレンジ農家が苦境に立たされた。同委書記はすぐに自身のブログで「安全、健康な南豊の有機オレンジ」「安心して南豊のオレンジを食べて!」などの文章数編を発表、その後インターネット上の宣伝が実を結び、オレンジは完売したという。

しかし同時に、一部のブログ記事に対して、「中身のないブログ」「県民の問題提起に対して応答は一切なし」「自分で書かない『官文』ブログ」などの批判もあるという。(翻訳・編集/津野尾)

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