<建国60周年>20人集まると解散命令、大多数はTVで鑑賞の祝賀式典―中国

Record China    2009年10月2日(金) 14時47分

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1日、中国建国60周年を祝う国慶節の一連の祝賀式典が北京で行われ、壮大な軍事パレードなどが観客を魅了したが、大多数の北京市民はテレビやパソコンでの観賞となった。

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2009年10月1日、中国建国60周年を祝う国慶節の一連の祝賀式典が北京で行われ、壮大な軍事パレードなどが観客を魅了したが、大多数の北京市民はテレビやパソコンでの観賞となった。

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香港紙・明報によると、同日の北京市内では「治安かく乱の要因は徹底排除する」との方針で、治安要員計140万人あまりを配置。公共の場所で市民が集合することは禁止され、行事を見ようと道路脇などに20人以上が集まると、ただちに解散させられたという。

シンガポール紙・聨合早報によると、晴れの国慶節をじかに感じたいと、遠く四川省や広東省から北京を訪れた人々もいたが、水も漏らさぬ厳戒態勢に加え、バスや地下鉄などが止まり、道路交通も規制されているため、天安門に近づくことは不可能だった。

天安門付近で式典を直接観覧できたのは約2万人で、中国革命の功労者の子孫、退役軍人、労働模範者、経済・文化人代表、外国政府の代表ら招待客だけだった。

市民の大多数は午前10時からテレビやパソコンの画面で、胡錦涛国家主席による閲兵式の実況放送を見守った。32歳のIT技術者は「周りの人も皆テレビを見ていた。私も閲兵式の勇ましい様子と新兵器が見たかった。式典を観覧できるのは選ばれた人々だけ。普通の人は行かれない」と話している。

北京市朝陽区のショッピングセンター付近では、市民が道路脇に立ち止まり、建物外壁のスクリーンに映された式典の様子を見守った。工場勤務の42歳の男性は「誇らしいことは誇らしいが、給料は増えないな。まあ、賑やかにやってるんだから、見ようじゃないか」などと語った。(編集/東亜通信)

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