<カンガルー肉>なぜ中国だけ叩くのか、豪の輸出批判に不快感―地元誌

Record China    2009年10月2日(金) 17時51分

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30日、中国に「カンガルー肉」を輸出しようとする豪州当局に対し、「中国人に食べ尽くされる」と猛反発が起きた問題で、中国の経済誌は「欧州には50年前から輸出しているのに、なぜ反発が起きないのか」と反論した。写真は豪州のカンガルー。

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2009年9月30日、中国に「カンガルー肉」を輸出しようとするオーストラリア当局に対し、民間から「中国人に食べ尽くされる」と猛反発が起きている問題で、中国の経済誌・環球財経(グローバル経済)は「欧州には50年前から輸出しているのに、なぜ反発が起きないのか」と反論した。

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オーストラリア当局はカンガルー肉の最大の輸出先だったロシアが8月から汚染を理由に輸入停止したことを受け、次なる「お得意様」に中国を選んだ。だが、オーストラリア動物園の創設者でクロコダイル・ハンターこと故スティーヴ・アーウィン氏の父親らが、「パンダを食べないから、カンガルーを食べるのは止めて」と反対運動を展開している。

オーストラリアの07年のカンガルー肉輸出量は、25万頭分にあたる1万7400トン。04年比で、約70%増に上った。オーストラリアカンガルー産業協会(KIAA)のケリー会長は「毎年2億ドル(約180億円)もの売り上げになる。貴重な収入源だ」とし、輸出は不可欠との考えを強調。中国の検疫当局と来年初めの開始を目途に話し合いが進んでいることを明かした。

同誌によれば、オーストラリアが59年にカンガルー肉の輸出を開始して以来、フランス、ベルギー、ドイツなど欧州諸国で歓迎されてきた。ロシア人もカンガルー肉のソーセージが大好物。だが、これらに対する反発の声は聞こえてこない。同誌は「なぜ、中国だけこれほど大騒ぎされるのか」と不快感を露わにしている。(翻訳・編集/NN)

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