<海嘯>今世紀最大級の逆流現象=皆既日食が影響、中秋の名月に華―浙江省海寧市

Record China    2009年9月30日(水) 18時20分

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10月3日、中国では「中秋節」を迎えるが、東部の浙江省では美しい秋の満月を観賞する以外に、「海嘯」と呼ばれる潮の逆流現象を見物する風習があり、今年は今世紀最大の海嘯が見られる見通しだという。写真は9月20日にすでに観測された海嘯。

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2009年9月28日、中国では伝統行事の「中秋節」を5日後に控えている。日本では「中秋の名月」と呼ばれ、今年は10月3日(旧暦8月15日)がこれにあたるが、中国東部の浙江省では美しい秋の満月を観賞する以外に、「海嘯」と呼ばれる潮の逆流現象を見物する風習があり、今年は今世紀最大の海嘯が見られる見通しだという。中国新聞社の報道。

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「海嘯」というのは海から河口に向かって潮が津波のように押し寄せ、川の中まで逆流する現象で、中国では古来より浙江省の銭塘江で見られるものが有名である。毎年、中秋節のころに見られるために、地元の人々は月を愛でながらこの珍しい光景を楽しむ。

今月28日に開かれた「第16回・中国国際銭塘江海嘯鑑賞祭り」で発表されたところによると、今年は今世紀最大の皆既日食の影響で、10月6日に発生すると予測される海嘯も世紀最大の規模となる見通しであることがわかった。浙江省海寧市当局によると、今年の海嘯による波の高さは例年よりも20cmほど高く、持続日数も2〜3日長いという。

海嘯の観測される海寧市では92年より毎年、海嘯鑑賞祭りを開催しているが、今年は特に盛大なものになるという。地元の伝統劇上演やランタン祭り、海神廟での祭祀活動などイベントが盛りだくさん。今年の中秋節は、秋のゴールデンウィークである国慶節(日本の建国記念日に相当)休暇と重なるため、多くの人出が期待される。(翻訳・編集/愛玉)

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