誰かが転売した?新生児の遺体=病院から搬出後は行先不明―安徽省合肥市

Record China    2009年9月30日(水) 11時48分

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2009年9月、安徽省合肥市廬陽区法院(裁判所)で死亡した新生児の遺体返還を求めて病院を訴えた裁判が結審した。原告は病院が遺体を転売した可能性があると主張している。写真は中国の火葬場。

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2009年9月29日、中安在線によると、安徽省合肥市廬陽区法院(裁判所)でこのほど、死亡した新生児の遺体返還を求めて病院を訴えた裁判が結審した。

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昨年3月29日未明、朱(ジュー)さんは合肥市のある病院で出産した。帝王切開を経ての難産で、不幸なことに赤ちゃんは翌30日に死亡したという。規定により新生児の遺体は病院で火葬する必要があると看護師長に伝えられ、朱さんは紹介された業者の鄭(ジョン)に50元(約660円)を支払い、依頼した。

ところが朱さんは後にそのような規定がないことを知った。しかも調べたところ火葬場には朱さんの赤ちゃんを火葬した記録がないと明らかになった。遺体が転売され、解剖実験に使われたり標本にされたのではないか、そうした疑念を抱いた朱さんは遺体の返還と賠償金10万元(約132万円)を求めて病院を訴えた。

裁判では鄭は火葬場に遺体を運んだと主張、一方の火葬場は記録がないと主張し、明らかな食い違いを見せた。裁判所は病院は業者を紹介しただけで責任はないと認定、転売問題の事実認定をすることなく、朱さんの訴えを退けた。朱さんは必ず上訴すると話している。(翻訳・編集/KT)

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