中国、海外の原子炉建設プロジェクトへの出資を計画―香港紙

Record China    2009年9月24日(木) 23時22分

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21日、中国の原子力発電大手が海外の原子炉建設プロジェクトへの出資を計画していると報じられた。写真は浙江省の秦山原子力発電所の拡張施設である方家山2号機の建設現場。

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2009年9月21日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「中国が海外の原子炉建設プロジェクトに乗り出した」と題した記事を掲載した。22日付で環球時報が伝えた。

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記事によれば、中国原子力発電大手の広東核電集団は中国企業としては初となる海外の原子炉建設プロジェクトへの出資を計画している。同集団ウラン資源調達責任者の向衛東(シアン・ウェイドン)氏は、海外進出は主に発展途上国だとしたが、具体的な国名は明かさなかった。昨年10月のロシアタス通信は、同集団がベラルーシにおける原子炉建設プロジェクトへの入札に参加する意向を示したと報じている。

向氏によれば、同集団は中国における原発プロジェクトの3分の2を手掛けており、ウラン資源確保に向けた取り組みを強化している。昨年はカザフスタンのウラン生産企業と合弁企業を設立。今年からはウズベキスタンからウランの輸入を始めている。こちらも近く合弁企業を設立し、共同で中央アジア地区のウラン鉱山開発に乗り出す予定だ。

同集団はまた、今月初めにオーストラリアのウラン探鉱企業エナジー・メタルズと発行済み株式の70%を取得することで合意している。(翻訳・編集/NN)

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