「遺憾に思う」共同通信記者への暴行事件に報道官がコメント―中国外交部

Record China    2009年9月24日(木) 11時17分

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22日、中国外交部の姜瑜報道官は定例記者会見で、共同通信記者が中国当局関係者に暴行を受けた事件について「不愉快な問題が起きたことは遺憾に思っている」とコメントした。写真は天安門を警護する警官。

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2009年9月22日、中国外交部の姜瑜(ジアン・ユー)報道官は定例記者会見で、共同通信記者が中国当局関係者に暴行を受けた事件について「不愉快な問題が起きたことは遺憾に思っている」とコメントした。環球時報が伝えた。

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18日夜、北京市天安門広場近くのホテル「北京飯店」で国慶節(建国記念日)の軍事パレード予行演習を撮影していた共同通信記者が中国当局関係者に暴行を受けた。けがこそなかったものの記者をひざまずかせるなどの行為があったと伝えられている。関係者は「撮影は違法だ」と主張、パソコン2台を壊した。

姜報道官は共同通信記者の質問に答え、記者に暴力を振るった関係者は私服だったが予行演習関係者であることを証明したと指摘、背後には制服を着た警官もいたとして当局関係者であることは明らかだったとした。

共同通信記者はさらに中国側はどのように記者の権利を保障するのかと質問したが、姜報道官は重要なイベント期間に臨時的な対策が採られるのは国際慣行であり、(取材禁止措置には)問題がなかったと反論した。また中国政府は各国メディアに予行演習の撮影と報道をしないよう呼びかけており、「大多数のメディアが理解し協力してくれたことに感謝する。遺憾ながら共同通信はわれわれの注意を理解してくれなかった。ただし、どんな原因があろうとも不愉快な問題が起きたことは遺憾に思っている」と述べている。

姜報道官は、撮影禁止の通知は共同通信にも間違いなく伝えられていたこと、さらにホテルのテラスへ出るドアは封印され「予行演習期間の撮影を禁止する」という注意書きが張られていたことを明らかにした。共同通信記者は、封印を破り鉄条網を切断してテラスに侵入し、撮影したという。「記者のみなさんは取材中、中国の各規定を順守してほしい。問題があった時は警察と忍耐強くコミュニケーションを図ることを希望する」と姜報道官は発言している。(翻訳・編集/KT)

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