あと10〜20年、人民元は世界通貨になれない=資本市場整備に時間かかる―米誌

Record China    2009年9月20日(日) 4時45分

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2009年9月15日、米誌ビジネスウィークは記事「中国の人民元はなぜ世界通貨になれないのか?」を掲載した。人民元が将来的に世界通貨になるとの予測が広がっているが、まだまだその条件は備えていないという。資料写真。

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2009年9月15日、米誌ビジネスウィークは記事「中国の人民元はなぜ世界通貨になれないのか?」を掲載した。中国の急速な経済成長、欧米金融システムの信頼低下から人民元が将来的に世界通貨になるとの予測が広がっているが、まだまだその条件は備えていないという。18日、環球時報が伝えた。

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経済学者によると、通貨の国際化には三つの条件があるという。第一に通貨発行国の経済規模と貿易額、第二に資本市場の量と質、そして流動性、第三に通貨の安定性と交換性の確保だという。

世界第3位の経済体となった中国は規模の面では十分に条件を備えている。しかしその資本市場はまだまだ未成熟な段階にあり、その整備にはあと10〜20年の時間が必要だという。さらにその市場は閉鎖的で開放は限定的。また効率が悪く、高コストの取引も問題となる。最大の問題となるのが通貨の自由な交換が保証されていないこと。将来的にこうした条件がクリアされる可能性もあるが、少なくとも短期的には人民元は世界通貨となる条件を満たしていないと同誌は指摘している。(翻訳・編集/KT)

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