中国全土に「建国」さん95万人!命名の変遷から見る中国60年史―韓国紙

Record China    2009年9月19日(土) 15時29分

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16日、韓国紙は名前の変遷から中国60年史が見て取れると伝えた。写真は建国60周年を祝い、天安門の前で記念写真を撮る60歳の市民ら。

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2009年9月16日、環球時報によると、韓国紙・中央日報は、中国人の名前の変遷から、今年10月1日に建国60周年を迎える中国の歴史が見て取れると報じた。

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1949年の中華人民共和国建国当時には「建国」や「国慶」といった名前が多く、同年9月に生まれた曾建国(ズン・ジエングオ)さんもその1人。当時フィリピンに住んでいた曾さんの祖父は新中国成立のニュースを知ると「歴史的な瞬間を記念すべきだ」と話し、孫を「建国」と名づけた。中国公安部の調べでは、「建国」という名前の人は中国全土に95万余人、「国慶」という名前の人は40万余人いるという。

1950年代になると、朝鮮戦争(1950−1953)や大躍進政策(1958−1960)、人民公社の組織(1958−1978)などの影響で愛国心を強調した「衛国」「衛民」「立功」といった名前が大流行し、文化大革命が始まった1960年代には「紅」「東」「衛」「兵」といった名前が増えた。

1978年に改革開放政策が始まり、1980年代前半になると、意味よりも耳あたりの良い名前が好まれるようになり、「勇」「偉」「娜」「麗」などの名前が増える。1990年代には名前も多様になり、「雨」「晨」「宇」「飛」といった名前も登場。2000年以降は、改革開放政策後に生まれた親が増えたこともあり、通常の1〜2文字の名前ではなく4〜5文字の個性的な名前をつける人も現れているという。(翻訳・編集/岡田)

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