<騒乱>ウルムチの余波広がる、中国各地で爆弾騒ぎ=市民は戦々恐々―豪紙

Record China    2009年9月12日(土) 2時43分

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11日、新疆ウイグル自治区における民族紛争の余波が中国各地に広がっている。豪の華字紙によると、広東省と重慶市で爆弾騒ぎが発生。「ウイグル族の襲撃」に戦々恐々としている市民らの姿が浮き彫りとなった。写真は7月、重慶市のバスターミナルで起きた爆弾騒ぎ。

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2009年9月11日、新疆ウイグル自治区における民族紛争の余波が中国各地に広がっている。オーストラリアの華字紙・澳洲日報によると、広東省と重慶市で爆弾騒ぎが発生。「ウイグル族の襲撃」に戦々恐々としている市民らの姿が浮き彫りとなった。

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広東省深セン市では、市内のスーパーから「ハミウリ(哈密瓜)に爆弾が仕掛けられたようだ」との通報があった。すぐに大勢の警察官が駆けつけ現場を捜索したが、爆弾は発見されなかった。ハミウリといえば新疆ウイグル自治区の名産。市民らが、ウイグル族がハミウリに爆弾を忍ばせたのではないかと過剰に反応したようだ。また、重慶市でも高速道路内のトンネルに爆弾を仕掛けたとの通報が。付近は9時間にわたって閉鎖され、警察官100人が調査にあたったが、こちらも結局爆弾は見つからなかった。

同区ウルムチ市では7月、広東省の玩具工場で起きた漢族従業員との乱闘事件がきっかけとなり、ウイグル族による抗議デモが発生。8月からは注射針による刺傷事件が多発し、治安悪化に不満を抱いた数万人規模の漢族住民が今月3日、抗議デモを起こしている。(翻訳・編集/NN)

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