<チベット問題>障害から絆に変わった!中印は関係強化へ―シンガポール外相

Record China    2009年9月12日(土) 14時54分

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8日、米メディア・イェールグローバルオンラインは、シンガポールのジョージ・ヨー(楊栄文)外相の署名記事「中国とインドの間で:チベットは障害か、それとも絆か」を掲載した。写真はチベット自治区。

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2009年9月8日、米メディア・イェールグローバルオンラインは、シンガポールのジョージ・ヨー(楊栄文)外相の署名記事「中国とインドの間で:チベットは障害か、それとも絆か」を掲載した。

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それによると、チベットは中印関係の障害だろうか?経済的には今や両国の絆へと替わりつつある。チベット・南アジア間の道路と鉄道は整備が進んでいる。中国からはラサ・カルカッタ間鉄道建設の提案まであるほどだという。ただしこの提案はインドにとってはまだ早すぎるもの。中印国境紛争のトラウマはまだ消えていない。

1971年、インドが第三次印パ戦争に踏み切った背景は、ヒマラヤの冬が中国軍の介入を防ぐと判断したためだった。それだけに2006年より両国がヒマラヤの交通整備を再開したことは重大な意義を持つ。昨年には両国間に光ファイバーが敷設されたほか、この10年で両国間の貿易は急増、中国はインド最大の貿易パートナーへと成長した。

ヨー外相はこれらの変化はたんなるスタートに過ぎず、中印関係は経済関係からより緊密な政治協力に発展すると予測している。ただしチベットはチャンスであると同時に問題でもあり、急速な経済成長に伴うライフスタイルの変化がチベットの動揺を招き、中印関係の複雑さを増す要因にもなっていると指摘した。(翻訳・編集/KT)

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