「中国軍が越境」の報道を外相は否定=国防部は微妙な反応―インド

Record China    2009年9月9日(水) 14時26分

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8日、インド紙によると、インド政府は同国のメディアが最近相次いで報道した中国軍の越境問題を否定した。写真は09年8月、中国人民解放軍成都軍区の軍事演習。

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2009年9月8日、インド紙・ヒンドゥーによると、インドのクリシュナ外務大臣は7日、同国のメディアが最近相次いで報道した中国軍の越境問題について、「中国・インドの国境地域はインドで最も平和な地区の1つである」と答え、こうした報道が必ずしも正しくないとの見解を示した。環球時報が伝えた。

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記事によると、インドの多くのメディアが最近相次いで中国軍の越境問題を報道している。複数のメディアが8月31日付けで「中国軍のヘリコプター2機が6月21日にインド領へ侵入した」と報道。また、インド紙ヒンドゥスタン・タイムズは6日、「中国軍が7月31日にジャンムー・カシミール州のラダック地区に侵入し、巨石の上に赤いペンキで『中国』の文字を残した」と報じた。

こうした報道に対し、インド国防部の関係者は「インドと中国の国境問題はまだ完全に解決したわけではなく、両国の境界線についての理解は同じではない。従って、越境問題がたびたび報道されるが必ずしも大問題というわけではない」とコメントしている。また、ヒンドゥスタン・タイムズの6日の報道によると、インド駐在の中国大使館職員は、こうした報道について「根拠がない」と回答しているという。

両国間では03年に「中国・インド関係の原則と全面協力宣言」が締結されており、クリシュナ外務大臣は「インド政府は中国軍の越境問題については心配していない。この宣言に基づき、国境問題は両国が任命した特別代表が大局的な見地から解決に当たっている」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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