Record China 2006年11月1日(水) 7時39分
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北朝鮮との国境の町・丹東市を訪れたレコードチャイナのカメラマンは、近くに核工場があるという驚くべき話を耳にした。
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2006年11月1日、北朝鮮との国境に位置する遼寧(りょうねい)省丹東(たんとう)市。2か国の間を流れる鴨緑江(おうりょっこう)の有名な観光スポット「断橋」で、アメリカや韓国から訪れた数人の観光客が望遠鏡を使い、北朝鮮の様子を見ようとしている。
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10月に行われた北朝鮮の核実験は世界を震撼させた。その後たくさんの外国マスメディアがこの国境の都市に殺到し、少しでも多く北朝鮮の情報を得ようと粘っている。一時期丹東市のタクシーの運転手やみやげ物の販売員、そのほか一般市民までもが、外国のテレビやカメラマンによって取材の対象とされてきた。
こういった状態に慣れてきた丹東の人々は、全員が多かれ少なかれ北朝鮮問題の専門家となった。しかし根も葉もないうわさが広まるなど、庶民が持っている情報の信頼性は決して高いものとはいえない。
レコードチャイナのカメラマンが現地のタクシー運転手と話していた時、ある驚くべき話を聞いた。なんと北朝鮮と中国の国境付近にも、核工場が存在するという。
「これはものすごいニュースだ、もし本当なら世界中を脅かせる大事件だ。」こう思ったカメラマンは、この話にどれぐらい信頼が置けるものかを確認しようとした。するとこれはなんと、運転手が近所に住むおばあちゃんから聞いた話であることが分かった。
タクシーの運転手はタバコをスパスパとふかしながら、「80元(約1200円)払えばその核工場の近くまで案内するよ。どうする?」と何度も聞いてきた。しかしこの話が、本当である可能性は極めて低い。カメラマンの顔からは急に笑顔が消え、運転手の誘いを頑なに断った。
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