Record China 2009年8月31日(月) 17時19分
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29日、香港スターのアンディ・ラウがついに結婚を認めた。写真はアンディ・ラウ。
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2009年8月29日、香港スターのアンディ・ラウ(劉徳華)がついに、結婚を認めた。お相手の女性とは交際20年余りと伝えられ、たびたび“極秘結婚”報道も出ていたが、アンディは彼女との関係をこれまで、公にすることはなかった。その理由について彼はかつて、「交際を認めれば相手が人目にさらされ、プレッシャーに苦しむことになる」と話していた。熱狂的なファンの衝動的な行動や一般の人々の視線もさることながら、アンディが恐れていたのは香港パパラッチたちの執拗(しつよう)な追跡だったのだろう。
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彼と並んで香港芸能界の大スターと呼ばれるアーロン・クォック(郭富城)やレオン・ライ(黎明)も、女性との関係を公にすることを避けている。彼らが恐れる香港パパラッチとはどんな人々なのだろうか?
香港マスコミといえば、その核になってきたのが新聞と雑誌、テレビにラジオというのは日本と同じだろう。ただ、現地の大手新聞は芸能情報に多くのページを割き、それによって人気を得ている感がある。雑誌はいわゆるゴシップ系が多く、表紙には芸能人たちの写真が踊る。
金融を中心とした経済活動が優先され、長く“文化不毛の地”と呼ばれた香港では、エンターテインメントの面白さはイコール、「芸能人の色恋沙汰」にあった。そこに育ったパパラッチたちは、芸能人にゴシップの匂いを嗅ぎつければ一斉に同じ方向に群がり、“関係者の話”を駆使してあれこれ書きたてる。もちろん、そんな中には真実も含まれてはいるのだが、報道が一般の人々に刷り込んだ事実でない情報が、“事実”に変わり、芸能人のイメージを大きく悪化させることさえある。
「そんなのは日本と一緒」と感じられるかもしれないが、香港と日本の決定的な違いは、“パパラッチ密度の高さ”かもしれない。東京都の半分ほどの面積に700万人の人々がひしめき、そこで多くのマスコミがしのぎを削っている。中国本土や台湾のメディアもライバルだ。香港には映画やドラマによってアジアの中華圏で名の通っている芸能人が多いので、パパラッチが彼らを狙える確率も高い。
アンディと並ぶ有名俳優のトニー・レオン(梁朝偉)は女優のカリーナ・ラウ(劉嘉玲)と20年もの交際を経て、08年に結婚した。だが、彼が挙式に場所に選んだのは、香港パパラッチが訪問ビザを取得しにくいブータンだったということからも、香港の中でパパラッチから逃れることの難しさがうかがい知れるだろう。(編集/東亜通信)
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