故宮博物院、飲料水の持ち込みも禁止に=専門家から過剰規制だとの声も―中国

Record China    2009年8月31日(月) 23時38分

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8月28日、建国60周年にあたる建国記念日に関連し、観光客は29日から故宮博物院内に液体物を持ち込むことができなくなった。写真は08年8月、北京五輪開催中に故宮博物院を巡回する特殊警察。

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2009年8月28日、中国新聞社によると、建国60周年にあたる建国記念日(国慶節、10月1日)のイベントに関連し、29日から北京市にある故宮博物院で2か所ある入り口のうち、1か所が閉鎖されたほか、観光客は液体物を館内に持ち込むことができなくなった。

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故宮博物院の責任者によれば、今回の措置は観光客の安全と、館内の建物や文化財を保護することが目的。入場時に持ち物検査が行われ、水や酒などの持ち込みが禁止されたほか、ナイフなどの刃物も持ち込みできなくなった。故宮博物院事務所の関係者によれば、今回の措置は長期間にわたって実施される見通しだという。

故宮博物院内では約30か所の売店で飲料水などが販売されているが、価格が割高ということもあり、観光客はミネラルウォーターなどを持ち込むのが通例となっている。北京大学の社会学専門家は「問題を起こす可能性があるのはごく少数の人であり、そのために多くの観光客が不利益を被るのは如何なものか」と話し、「安全面については、持ち物の検査を強化するなどの対応で十分。観光客の飲料水まで規制する必要はない」と、今回の措置に疑問を呈している。(翻訳・編集/岡田)

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