2009年8月28日、中国北京でメルセデス・ベンツ初のハイブリッド車（HV）など新モデルが公開され、中国高級車市場における新たな戦いの幕が開かれた。30日付で新華網が伝えた。

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金融危機の影響により高級車の販売台数は世界的に大幅な減少傾向にあるが、中国だけは絶好調。市場規模ではまだ米国やドイツに及ばないが、世界で最も速いスピードで成長を続けている。中国では自主ブランド車の台頭が目覚ましいとはいえ、高級車市場はまだまだ外資系メーカーの天下。今年1−7月期、BMW、ベンツ、アウディなど外資系の販売台数は軒並み2ケタ成長を記録し、低迷が続く海外市場との差が浮き彫りとなった。

BMW（中国）汽車貿易公司の許智俊（シュー・ジージュン）副総裁によれば、今年上半期の全世界における販売台数は前年同期比14．4％減の51万3591台だったが、中国市場だけは同25％増を達成。ベンツも同様で全ブランドを合わせた世界の販売台数は同19．3％減の48万3300台だったが、中国市場は過去最高の同49％増を記録した。

最も好調だったのはアウディで、全世界の販売台数は同9．5％減の46万6000台だったが、中国は同14％増の7万9390台。1−7月期の販売台数はBMWとベンツの合計をさらに上回った。（翻訳・編集/NN）