Record China 2009年8月23日(日) 12時7分
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21日、北京市におけるマンション販売価格は一般家庭の平均年収の27倍に達しており、国際的な平均水準の5倍を大きく上回っていることが分かった。マンション購入は飲まず食わずでも27年間かかる計算になるという。写真は北京の建設中のマンション。
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2009年8月21日、北京市におけるマンション販売価格は一般家庭の平均年収の27倍に達しており、国際的な平均水準の5倍を大きく上回っていることが分かった。マンション購入は飲まず食わずでも27年間かかる計算になるという。毎日経済新聞が伝えた。
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この数値は、北京市統計局と北京市房地産交易管理網が公表したデータに基づき、不動産会社が算出したもの。算出の根拠は次のとおり。
1)各家庭の平均年収=11万3000元(約154万8000円)
今年上半期(1−6月)、北京市内8区の労働者の平均収入は2万8289元(約38万7000円)。各家庭に労働者が2人とすると、1家庭あたりの年間収入は2万8289元×2×2人=約11万3000元。
2)マンション平均価格=192万1000元(約2631万7000円)
北京市の五環路以内の建設中マンションの7月の平均販売価格は1平米あたり平均1万7000元(約23万3000円)、平均面積は113平米。従って、平均販売価格は1万7000元×113=192万1000元。
3)支払い総額=304万元(約4164万8000円)
マンション購入の際の頭金は30%と定められており、42万元(約575万4000円)が必要。残りの150万元(約2055万円)を30年ローンで組むと利子が約112万元(約1534万4000円)。支払い総額は約304万元となる。
以上から、北京市のマンション販売価格は、税金・保険料などを考慮しなくても、一般家庭の平均年収の約27倍という計算になる。
この結果について、関係者は「市内の新築マンション購入は実際に住むよりも投資目的が多い。賃貸の年間家賃と比較すると500倍にも達しており、バブルが進んでいるのは明らか。実際のニーズは中古市場に向かっており、中古物件は同様の計算で年収の15倍程度」と語る。
一方、年収の27倍というデータについて、同市統計局は「海外では購入コストは低いが税金や物件管理費などその他の費用が高く、中国とは逆になっている。従って全てを合算して比較すべきで、単純に購入コストだけを比較すべきではない」と疑問を呈している。(翻訳・編集/HA)
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