2009年8月19日、穀物を原料とする蒸留酒「白酒」の老舗ブランド「五糧液」の値上げが始まった。たばこ・酒類販売のチェーン大手・江蘇蘇糖煙酒など江蘇省南京市内の主な白酒販売店では、18日に1本598元で販売されていたアルコール度52度の五糧液が、翌19日には638元に値上がりしていた。同省内のその他の地域でも、すでに値上げが実施されているという。揚子晩報が伝えた。

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ある業界関係者は販売店が先週、五糧液集団から価格改定の通知を受け取ったと語る。この通知によると、「五糧液」ブランド製品の市場ニーズが生産能力をはるかに上回り、製品の供給不足が生じて出荷時期が予定より3カ月以上遅れているという。五糧液集団はこれに対応するため、値上げを決定した。主な値上げ製品は、最も売れ行きの好調なアルコール度52度の五糧液で、その他の度数の五糧液もやや値上げされたという。

今回の価格改定が今月から実施された白酒の消費税率調整と関係があるかどうかについて、ある販売店は、五糧液のメーカー出荷価格は変わらない一方で小売販売価格が値上げされていることから、「間違いなく関係している」と断言していた。（翻訳・編集/東亜通信）