国産衛星「シノサット2号」の打ち上げに成功

2006年10月29日の深夜0時20分、中国の新世代通信衛星「シノサット2号」が、 四川（しせん）省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。キャリアロケットは「長征3号乙」が使われた。地上を離れた衛星は、25分後にロケットと分離して無事軌道に乗った。

【その他の写真】

この通信放送衛星は、中国航天科技公司に所属する中国空間技術研究院が中心となって開発したもの。重さは約5．1tで22個の中継器を持ち、容量が大きく安定しているなどの特徴を持つ。耐久年数は15年に設計されており、軌道上では12年とのこと。

このシノサット2号は中国国内や香港、マカオ向けの衛星放送やデジタル放送用などに使われる予定だ。