2009年8月1日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「ネット起業で経済苦境から抜け出そうとする人々」と題した記事で、不況による失業や給与カットに苦しむ中国の人々がネットショップを開業し、生計を立てていると報じた。3日付で環球時報が伝えた。

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世界的な経済危機の影響で、中国の沿海地域では工場や貿易会社で働いていた人の多くが失業の憂き目に遭った。不況の折、再就職も簡単ではない。大学生の就職も厳しいご時世だ。そこで、初期投資や運営管理費があまりかからないネットショップの開業が人気を集めている。不況だからこそ、ネット通販を利用する消費者も増えており、ビジネスとして将来有望との呼び声も高い。しかも、中国のネット利用者は3億人以上に上り、今も急速なスピードで増え続けている。

だが、こうしたネットショップの開業には営業許可を申請する必要がなく、法的規制も不十分だ。そのため、利用者の間からは規制の強化を求める声が徐々に高まっている。（翻訳・編集/NN）