Record China 2009年7月31日(金) 22時44分
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7月30日、韓国ではここ数年、中国人を無知で野蛮で愚かな民族に描いた作品が目立ち、中国のネット上で韓国人に対する怒りの声が沸き起こっているという。写真は韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」。
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2009年7月30日、中国紙・環球時報によると、韓国ではここ数年、昨年上映された映画「神機箭」や2月に放送されたテレビドラマ「カインとアベル」など中国人を無知で野蛮で愚かな民族に描いた作品が目立ち、ネット上で韓国人に対する怒りの声が沸き起こっている。
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記事によれば、「神機箭」では当時の宗主国・明王朝を朝鮮の民を苦しめる極悪非道な悪者に仕立て上げ、中国との間で領土問題を抱える中国東北部の遼東半島を「古来より我が国の領土だ」としている。また、「カインとアベル」での中国は貧しく遅れた国に描かれており、出てくる中国人は全て卑しく浅ましい。ネット上ではこのほか「私の名前はキム・サムスン」「太王四神記」など数作品が「中国の歴史を歪曲している」として槍玉にあがっており、ユーザーたちの怒りを買っている。
こうした背景には韓国人の中国に対する偏見と歪んだ心理が作用していると記事は指摘する。韓国人は中国をいつまでも「遅れた国」だと思いたいがために「想像上の中国」を作品に反映させ、自己満足に浸っている。また、小さい頃から反共産主義教育を受けてきたため、北朝鮮や中国を「なにやら怪しげな国」だと思い込まされているのも原因の1つという。
だが、記事によれば、中国の欠点をあげつらい史実を自分たちの都合の良いように解釈した作品は、韓国で好視聴率をマークしている。記事はそこに「政治的な意図」があると指摘し、韓国政府はメディアを利用して歴史や領土問題を塗り替えようとしていると批判した。(翻訳・編集/NN)
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