2009年7月18日、歌手としての実力を早くから世間に認められ、デビュー当時は「上海のジェイ・チョウ」とも言われた若手シンガーソングライター、アンソン・フー（胡彦斌）が、先月上海市で車を運転中に人身事故を起こしていたことが明らかになった。上海紙「東方早報」が伝えた。

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6月25日早朝、黒のジープが上海市延安中路の交差点でタクシーと衝突。タクシーの乗客2人と運転手は割れたフロントガラスなどで負傷したが、黒のジープの運転手は車から降りず、いったん徐行した後に猛スピードで走り去った。このとき巡回中の警官が逃げたジープのカーナンバーを記憶していたため、すぐに所有者がアンソン・フーであると判明した。負傷した乗客の女性は「タクシーが交差点を左折しようとしたとき、直進する対向車が突っ込んできた」と話している。

アンソンの所属レコード会社は「事故発生直後にアンソンから会社に連絡があった。彼が事故現場から立ち去ったのは家にどうしても片付けなければならない用があったためで、決して逃げたわけではない」と強調。「警察は現在も事故について調査中で、事故の被害者とは補償を含めた話し合いを続けている」と述べた。事故原因については「ニューアルバムのレコーディングが大きなストレスになったようだ」と話している。（翻訳・編集/本郷）