<外交>「反帝国主義、反修正主義」から「和諧世界」へと変化―中国

Record China    2009年7月19日(日) 9時3分

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15日、中国人民解放軍軍事科学院科研指導部の黄星少将は、中国の外交政策の変化と中国が世界に打って出るために解決すべき2つの基本的問題について語った。写真は09年7月、中ロ合同の対テロ演習。

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2009年7月17日、中国人民解放軍軍事科学院科研指導部の黄星(ホワン・シン)少将は15日、中国の外交政策の過去から現在に至る変化と中国が世界に打って出るために解決すべき2つの基本的問題について語った。中国新聞社が伝えた。

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黄少将は、中国の外交政策について、「過去の『革命の輸出』『反帝国主義、反修正主義』を強調した姿勢から、現在は平和の確立、発展、協力という『和諧世界(=調和のとれた世界)』の建設へと大きく変化した」と紹介。また、「中国は現在、平和・平等・相互利益という新たな安全観を提唱し、創造型国家の建設、科学の発展と民族振興の実現、調和の取れた社会、アジア太平洋および世界の建設に向けて戦略目標を制定している」とし、世界の平和と安全にとって中国自身の発展と安定がますます重要になってきていると強調した。

さらに黄少将は、「こうした中国の歴史と未来については、トウ小平氏が決定した2つの戦略的決定が大きく影響を与えた」と語り、1)中国の全ての問題を解くカギは改革と発展にある、2)世界の矛盾や争いを解決するための最良の方法は戦争でなく平和的な方法を用いることである、を挙げた。

また、中国が世界に打って出るために考慮し、解決すべき2つの大きな基本問題とは、1)中国はいかにして世界を新たに認識するか、いかにして世界と融合するか、2)世界にいかにして中国をあらたに認識させるか、いかにして中国を受け入れさせるかであるとし、この問題が中国の内政、外交および戦略の決定に長期にわたって影響を与えるだろうと指摘した。(翻訳・編集/HA)

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