一人っ子政策の国で第2子出産ブーム!外国籍取得など“抜け穴”いろいろ―中国

Record China    2009年7月13日(月) 18時58分

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11日、「一人っ子政策」によって事実上第2子の出産が禁止されている中国で、外国籍取得などの方法を使い第2子を出産する例が急増している。写真は北京市の美術館にベビーカーで子供といっしょに訪れる人々。

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2009年7月11日、「新民晩報」によると、「一人っ子政策」が実施され、一部の例外を除いて事実上第2子の出産が禁止されている中国で、外国籍取得などの方法で第2子を出産する例が急増している。

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北京市で末端計画生育(一人っ子政策)推進に携わる係員は、「北京市民の第2子出産の勢いはものすごい。高収入層はセキュリティーがしっかりした閉鎖されたマンションに住んでいる。調査で違反を発見するのは難しい」と語る。

同紙によると、法の抜け穴を利用して合法的に第2子を出産できる方法は3つあるという。1つ目は、主に富裕層が使う方法で、外国の国籍を取得してから出産するというもの。例えば、「フランス人」の俳優兼映画監督・姜文(チアン・ウェン)は既に3人の子供の父親だ。有名な映画監督チェン・カイコー(陳凱歌)も、前妻との結婚でグリーンカードを取得しており、再婚した女優チェン・ホン(陳紅)との間にもうけた2人の子供は、いずれも米国籍だという。

2つ目の方法は、香港で生むこと。専門の仲介業者に任せられるため手続きも比較的簡単で、費用も7〜8万元(約95〜108万円)で済み、最もポピュラーな方法だという。3つ目の方法は、さらに「直接的な」方法で、産んでしまってから、罰金(社会扶養費)を支払うこと。社会扶養費は各都市住民における前年の平均可処分所得額に準じた額が課されるが、本来第2子の出産を制止するためのこの規定が、第2子出産を合法化する「手段」と化している。(翻訳・編集/津野尾)

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