Record China 2009年7月4日(土) 8時47分
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2日、中国福建省の皮膚病予防・治療医院が国営の病院として初めて、台湾出身者の採用を決定した。中国で国有の企業や組織に台湾出身者が就職するのは初めて。写真は昨年7月、福建農業大学で福建省と台湾が合同で行った学生向けの起業セミナー。
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2009年7月2日、中国福建省の皮膚病予防・治療医院が国営の病院として初めて、台湾出身者の採用を決定した。中国で国有の企業や組織に台湾出身者が就職するのは初めて。新華網が伝えた。
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台湾・高雄出身の周汝真(ジョウ・ルージェン)さんは01年に台湾の大学を卒業後、北京大学医学部に入学、今年7月に卒業を迎える。中国と台湾は互いの学歴を承認していないため、周さんが医師になるには中国本土で就職するか海外に出なければならなかったが、本土では台湾出身者が就職できるのは私立病院のみだった。
周さんは就職活動中の昨年末、同医院の求人募集を見つけ、試しに受けてみようと履歴書を送った。「事業単位」(国が社会公益と目的として設立した社会奉仕組織)である同病院が台湾出身者を採用した先例はないが、病院側は「とりあえず面接を」と答え、2月に面接が行われた。
そして5月、人力資源・社会保障部、国務院台湾事務弁公室(国台弁)、福建省政府など関連部門が合同で、中国本土の大学を卒業した台湾出身者が国有の企業や組織で就職することを許可する通知を公布。周さんを採用したい同病院の意向も承認された。周さんは就職後、本土出身者と全く同じ待遇が受けられるという。(翻訳・編集/NN)
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