2009年6月28日、英紙フィナンシャルタイムズによると、アジア開発銀行は世界的な経済危機がアジアで新たな社会危機を引き起こしていると警告した。今年、貧困と栄養不良者は予想より数千万人も上回るという。中国経済網が伝えた。

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同銀行のラジャット・ナグ（Rajat Nag）事務総長は、今年のアジア全体の経済成長率について「前年比3％減の3〜4％に止まる」との見方を示した上で、今年の貧困者数は6000万人、栄養不良の人の数は1000万人に達すると警告した。世界的経済危機はアジアにとって、経済や金融面だけでなく社会全体に危機をもたらしているという。

同事務総長はまた、今回の世界不況はまずアジアの輸出業に大きな打撃を与えたが、今後は徐々に金融業にもその影響が及ぶと指摘した。（翻訳・編集/NN）