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29日、1月からネット上の「低俗な言葉」に対する規制が厳しくなった中国で、政治を風刺したTシャツがネット上で売り上げを伸ばしているとシンガポールの華字紙が伝えた。写真は中国中央テレビ(CCTV)の火災Tシャツ。
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2009年6月29日、シンガポールの華字紙・聯合早報は、1月からネット上の「低俗な言葉」に対する規制が厳しくなった中国で、政治を風刺したTシャツがネット上で売り上げを伸ばしていると伝えた。
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中国のネット上でひそかなブームになっているのは、「草泥馬(cao ni ma=この上なく下品な罵り言葉)」「央視大火(=中国中央テレビの大火事)」「GFW(Great Firewall=中国のネット検閲システム)」など「低俗な」言葉が書かれたTシャツ。社会や政治に向けた国民の怒りや風刺が効いたものばかりだ。このほかにも、死亡事故を起こした高級幹部の息子をかばった警察官のセリフや、政府が7月から販売される全てのパソコンへの導入を強制する「検閲ソフト」に関するものまで、ありとあらゆる「国民の叫び」が込められている。
記事によれば、一部のインテリ層に限られていたこうした政治風刺が、最近ではネット全体で「おしゃれな行為」として受け入れられており、「面白ければ良い」と気軽に購入する層が増えているという。記事は、中国政府による「低俗な言葉」への取り締まりに対し、ネットユーザーが「さらに低俗な言葉」で対抗していると指摘した。(翻訳・編集/NN)
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