国土の3割がすでに荒漠化、面積は毎年拡大=でも、荒漠地にそれなりの利用価値―中国

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27日、中国の荒地化面積はすでに全国土面積の27%を超えており、その面積は毎年拡大しているという。写真は河南省鄭州市の荒漠化した湖。

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2009年6月27日、中国治理荒漠化基金会理事長で元国務院副秘書長の安成信(アン・チョンシン)氏によると、中国の荒漠化面積はすでに全国土面積の27%を超えており、その面積は毎年拡大しているという。中国新聞網が伝えた。

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安氏によると、荒漠化とは砂漠化、塩類土・アルカリ土化、石漠化をさし、地質災害による生態系破壊もこれに含まれる。荒漠化は全世界が直面する問題で、世界の荒漠化面積は4000万平方キロメートルに達しており、毎年4〜6万平方キロメートルの速度で増加している。

同氏は、「中国は世界で最も荒漠化が進んでいる国だが、荒獏化した土地は回復することができるだけでなく、その土地は経済的恩恵をもたらしてくれる」と話す。同氏によれば、中国の90%の風力資源は荒獏化した地域から産出し、太陽光資源も荒地化した地域に集中しているという。また、荒獏化した地域は、高く売れる樹木や農作物の栽培に適しているという。

同氏は、中国は荒漠化した土地の回復は必要だが、回復策は市場経済の原則に沿って進める必要があると指摘。そうでなければ、長期的に回復に取り組むことは非常に難しいという。(翻訳・編集/津野尾)



   

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