企業の水質汚染で養殖魚が大量死?―四川省

Record China    2009年6月23日(火) 22時10分

拡大

20日午後から21日朝にかけ、四川省威遠県を流れる威遠河と上流の清渓河で、養殖していた魚100万匹余りが死んでいたことが分かった。養殖業者は上流の陶磁器製造会社による水質汚染が原因とみている。資料写真(陶器工場)。

(1 / 4 枚)

2009年6月22日、四川省威遠県を流れる威遠河と上流の清渓河で、20日午後から21日朝にかけ、養殖していた魚100万匹余りが死んでいたことが分かった。養殖業者は上流の陶磁器製造会社による水質汚染が原因とみているが、同社では汚水排出基準は満たしていたと主張している。華西都市報が伝えた。

その他の写真

6月20日午前11時過ぎ、河川の水が不足していたため、地元政府の担当部門が近くのダムの水を放出した。するとまもなく河川から鼻をつくような刺激臭がし、10カ所あったいけすの中で、魚がピチピチと跳ねだしたという。その午後から翌日早朝にかけて、魚の大量死が発見された。被害は100万元(約1390万円)に上る見通しという。

漁業関係者が不審に思い調べを進めると、上流の陶磁器会社の付近にあったいけすでは被害が出ていなかった。そのため、この会社が大量の有害な汚水を流していたのではないかとの見方が広がっている。

しかし同社は地元メディアの取材に対し、汚水を流していたことは認めたものの、いずれも排出基準を満たしており、「魚の大量死とは関係ない」と反発している。

威遠県環境保護局の呉友成副局長によると、当局はすでに関係者を現場に派遣し、水質調査を行っている。(翻訳・編集/東亜通信)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携