<中華経済>乗用車販売に一服感、6月第1週は前週比16%減―中国

Record China    2009年6月19日(金) 6時19分

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16日、中国の自動車業界団体である中国乗用車連席会はこのほど、中国国内の6月第1週の乗用車販売台数が前月第1週に比べ16%減少したと発表した。写真は南京の自動車販売展示場。

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2009年6月16日、中国の自動車業界団体である中国乗用車連席会はこのほど、中国国内の6月第1週の乗用車販売台数が前月第1週に比べ16%減少したと発表した。上海証券報が伝えた。

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国内販売シェアの68%を占める上位メーカーを対象に統計を取った。中国の自動車市場の状態を映すといわれている北京アジア村自動車取引市場の責任者も、北京市の6月上旬の取引台数がこれまでより15%ほど減少したことを明らかにしている。専門家によれば、6月は自動車販売の端境期であること、原油価格が上昇していること、減税などの販売てこ入れ策の効果が一巡したこと――などが背景として挙げられる。

実際、中国自動車工業協会がこのほど発表した5月の自動車販売台数は、前年同月比で34.02%増加したが、前の月と比べると3.11%減少しており、ある程度の「伸び疲れ」がみられた。1〜5月の統計をみても、減税対象となった排気量1600cc以下の小型車は前年同期比で4割増となったが、2000cc以上の乗用車やミニバン、商用車は軒並み前年割れとなっている。

ただ専門家によれば、6月に入ってからの一服感は端境期に入ったことによる影響が大きく、北京五輪の影響で比較対象となる前年の自動車販売が伸び悩んだ8月には再び回復に向かうことが予想される。もっとも、09年1〜4月は国内の新車販売が前年同期比15%増加したものの、主要メーカー19社のうち、4社が赤字、10社が減益となっており、中国の自動車市場を手放しで楽観視できない状態であることも事実だ。(翻訳・編集/東亜通信)

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